家を長持ちさせる屋根のリフォーム 屋根材別耐用年数と工事費用相場

屋根リフォーム

風水雪害に加え、墳石などの被害を受ければ、即座修繕しなくてはいけません。
特に災害の被害に遭いやすい箇所としては、屋根です。

屋根材に割れやズレが目立ってきました。雨漏りはしていませんがリフォームした方がいいんでしょうか

“築25年の木造2階建て、外壁はモルタルに吹き付け塗装、屋根はひとつづつ外れるタイプのセメント瓦で寄棟になっています。
外壁は16年前に吹き付け塗装をしましたが、小さな亀裂数ヶ所程度があります。
屋根はこれといったメンテナンスはした事がありませんが、雨漏りは一度もありません。
しかし、河原の表面塗装が剥げて見た目が悪くなってきました。
さらに、漆喰が削れて欠損が目立つことや棟瓦のズレと割れが数か所あります。
外壁塗装の見積もりを頼んだ際に屋根の塗装もと思い、まずは屋根の現状を知りたかったので、この業者さんに屋根屋さんを紹介して頂き、見て頂きました。
結果、棟のずれは全て取り外して、積み直し×26間と漆喰の詰直し 又は円筒棟に取り換え×26間と漆喰の詰直しで40万と言われました。
屋根の塗装代と修理代を合わせると100万程かかってしまうことが分かり、葺き替えの方がいいのかと迷っています。
塗装だけのつもりが、補修もとなり思いがけないことで、判断に困っています。
屋根修理の相場と100万程で葺き替えられる屋根素材があれば教えて下さい。“


藪蛇になってしまった、という事ですがこれはどちらかというと「早期に家の疾患が見つかってよかった」とみるべきでしょう。
セメント瓦が割れているというところからも、瓦自体の耐用年数が来ているとも考えられます。
けれども、予算的に屋根の葺き替えまでは手が出ないという場合に決定する手順を一緒に考えていきます。
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修理か全面リフォームかを決定するためにすべきこと

まず、屋根が葺き替え時期かどうかの客観的判断の参考に、一般に言われる屋根の耐用年数を調べることからはじめます。

屋根の寿命を調べる

「日本瓦50年以上」「スレート葺き20年~25年」「鋼板屋根10年~50年」「洋瓦・セメント瓦30年~40年」「陸屋根10年~13年」と言われています。
つまり、相談者の場合は、持たせればあと5年~15年で寿命が来て葺き替えが必要になると考えられます。
丁寧に補修をしながらあと15年はもたそうと考えることもできます。
その場合は15年後に葺き替え工事を行うことが前提です。
終の棲家とする場合に、どのタイミングで葺き替え工事をするのが妥当かという判断も絡んできます。

屋根の葺き替え計画をする

戸建ての住宅に長生きしてもらいためにはメンテナンスが必要です。
ですから、大きなメンテナンスの計画を立てておくことをお勧めします。
屋根の葺き替え工事は一度あるかないかの大きなリフォームになりますから、いつやるか、ということを決めておきましょう。
考え方としてその家に自分の寿命まで住もうと考えたとします。
平均寿命が約90歳として屋根の平均寿命を引けばそれが、葺き替え工事の時期になります。

相談者が現在50歳とします。
すると、90歳―50歳で、40年になります。
今、同じセメント瓦に拭きかえればなんとか一生ものになりそうです。
そうではなく60歳の時点で葺き替えると100歳ぐらいまでな大きな葺き替えはしなくてよさそうです。
子どもに家が住み継がれる場合はまた考え方が変わります。
そのようにして「いつ葺き替えるのか」を決めてから塗装や補修を掛けていくという筋書きです。

そのリフォーム費用は相場かどうか

今回の相談者にとって出てきた見積もりは「言い値」ということですよね。
信頼できる方にお願いしたのでしょうから適正であろうとは思いますが、他でも見積もりを取らなければ本当の「相場」は見えてきません。
もちろん、業者さんは合い見積もりを喜びませんが、予算オーバーなのでほかでも見積もりを取りたいと伝えましょう。
その際に「勉強しますからウチでお願いします」など言われることもあろうかとは思いますが、少なくともあと一社には取りたいところです。
どのような小さいな工事でも今は見積もり合わせをすることは常識だと伝え適正な金額を知ったうえで依頼しましょう。

屋根の特徴、葺き替え時期と葺き替え工事の相場

屋根はいろいろな種類があります。自分の家にはどれが良いのかを判断する目安にするために、それぞれの特徴を調べましょう。

スレート葺きのメリットデメリット、相場、耐用年数

「コロニアル」「カラーベスト」「スレート瓦」「化粧スレート」などの商品名が付いています。スレート葺きのメリットを見ていきます。

・現在葺き替え屋根として最も多くの家に採用されている
・軽量であるため地震対応の設計に有利
・カラーバリエーションが豊か
・色あせしないシリーズも出ている
・施工が容易で施工できる会社が多い など

デメリットは

・日本の伝統的な家屋には合わない、陰影のない平坦な屋根になる
・軽いと言っても鋼板屋根の4倍の重さがある
・定期的な塗装が必要
・寿命が30年ほどで比較的短い
・張り重ね工法ができない。補修や葺き替えに不利。

葺き替え工費(材料含む):約5,000/㎡~約8,000/㎡
耐用年数:約30年

日本瓦のメリットデメリット、相場、耐用年数

陶器製と粘土製があります。メリットは

・50年以上100年でも持つ耐久性がある
・日本家屋にあった重厚な印象

デメリットは

・重いため、耐震設計上不利になる
・台風に直撃されると飛ぶ恐れがある
・漆喰部分が欠損しやすくメンテナンスが必要
・比較的高額で手入れも必要

葺き替え工事(材料含む):約9,000円~12,000円/㎡

耐用年数:50年~100年

セメント瓦のメリットデメリット、相場、耐用年数

セメント瓦へのリフォームはほとんどない現在ですがどのような特徴があるのでしょうか。

メリット

・日本瓦に比べて安い
・塗装仕上げなので色のバリエーションが豊富
・耐久性が低い

デメリット

・塗装が剥げやすいので定期的な塗り替えが必要
・古い材料にはアスベストを含むものがある
・重量が重く、地震設計上不利

葺き替え工事:約8,000円/㎡~

耐用年数:30年~40年

塗り替え:15年~20年

成形ガルバリウム鋼板葺きのメリットデメリット、相場、耐用年数

メリット

・既存のスレート屋根に重ね葺きすることができるため工期が短縮できる
・屋根材の中では最も軽量
・耐久性が高い
・断熱材付きの製品もある
・デザインは和洋ともにOK

デメリット

・工事費が比較的高額
・勾配がある程度取れない屋根には不向き

葺き替え工事(材料含む):約6,000円~9,000円/㎡

耐用年数:30年~50年

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家を長持ちさせる重要ポイント

家を持たせるもっとも重要なことは雨の浸水を防ぐことです。
屋根そのものが家と家族を守っているのですね。
それほど頻繁に世話をする必要はない部分ですが、キチンとメンテナンスをすることで屋根自体の寿命を延ばすことができます。

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