そのお神札(ふだ)無駄にしてませんか?ビジネスにきちんと生かしましょう

お神札

神社でお神札を貰ったことがありますか?そのお神札、どうしてます? 「もちろん神棚にお祀りしています。」でしょうか?それとも 「どうしたらいいのかわからないので、袋に入れたままその辺においてあります。」でしょうか。 そのどちらの答えも、はっきり言ってお神札のご利益を無駄にしてます! いやいや大変もったいないばかりじゃりません。もしかして、かえって逆効果かもしれません。きちんと活かしませんか?そのお神札(おふだ)

お神札とは

お神札は神様の紋所(もんどころ)

お神札をきちんと活用するためにはお神札がどんな意味を持つのかを知っておきたいですよね。
で、「お神札(おふだ)とは何か。」といいますと、それは神様の依り代なのです。 お神札には神様の名や神社の名が書かれていますけれども、じつは、神様そのものではありません。当然ながら神様そのものではなく、神様がそこに降臨する”紋所”のようなものです。紋所があれば「邪霊どもよ、この紋所が目に入らぬか!」と言えるわけです。

伊勢神宮のお神札のことを「神宮大麻(じんぐうたいま)」と言いますが、大麻(たいま、おおぬさ)とは、神社で御祈祷を受けるとき、神主さんが頭を垂れた私たちにワッサワッサと振ってくれるあレです。
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カミナリ状にジグザグに切った和紙を96枚ほど角棒に取つけたもので、お祓いの道具として使用されます。その大麻を簡略化して札にしたものが、お神札というわけです。 ご神事の際にはかならず行われる「降神の儀(こうしんのぎ)」という所作がありますが、神様は常にそこにいるわけではなく、神降ろしをした結果、降りてきてくださるわけです。和紙に人が神社や神様の名を書き、正式なものである証拠の璽(じ)という紋所をおしています。そこは神様にお宿りいただく目印なのです。

陰陽師が使用したご神符や式神とお神札の関係は?

神札にしろ、大幣にしろ紙が発明されたと言われる105年以前、神様の依り代は何だったかと言いますと「真榊(まさかき)」です。神棚の両サイドに榊を飾るのは珍しくないですが、真榊を神籬(ひもろぎ)として祭壇に設け、神の依り代とするのは現在も同じですね。

お神札の始まりは、天武天皇が676年に創設した陰陽寮で学び、務める陰陽師(おんみょうじ)により広まったと言われています。陰陽師とは、もともと日本にあった陰陽五座の思想に、中国で体系化された五行説をもとにした天文学や暦学、易学、地相学、道教など最先端の体系と技術を、漢字で吸収し融合・統合させてできた日本独自のワザをもった人たちでした。あこがれのハイカラさんだったんですね。和紙が発明され、お札を多用する道教の影響をうけて今を時めくハイカラさんが使用したのが「御神符」でした。紙を神となすワザを日本にひろめたのは陰陽師で、そのワザがすごいといってやがて神格化されていきました。 陰陽師・阿部清明が多用したことで知られる「式神」はまさに人型の紙です。紙に書かれた文字やしるしによってただの和紙が神様の依り代となり、いのりによって神がやどり、天皇の病気の原因を言い当てたり、怨霊を鎮魂するなどの現象をもたらしたのです。護符となって結界をつくったり、式神としてドアの開け閉めから手伝ってくれるなんて、私にも式神が欲しい。

その後伊勢神宮の下級神職である御師(おんし)と呼ばれる人々により伊勢神宮の御神札、つまり神宮大麻が一般に頒布されるようになったのが平安時代の後半と言われています。 こうして神様の依り代が広まっていき、いのりによって神様が召喚されるということが行われるようになりました。

いのりによってお神札に神宿る

古代の神まつりは、その都度祭壇を設けて行われていたようです。祭壇に神籬(ひもろぎ)を置き、祈ることにより神様を降ろし、ご神託を得ていました。神託による政治でクニタミは飢えずつつがない暮らしを営むことができました。神まつりにより、嵐を止め、あるいは風を呼び雲を蹴散らす、雨を降らして田を潤すというように天候を変えるような神業を為しました。こういう神のワザはお祀りをし祈ることで実現したのです。逆に言えば「その辺においてある」だけのお神札では、効力を発揮しようがありません。 また、たいへん残念ながら「神棚に納めてある」だけのお神札も同じなんですね。

やり方によっては大きなサポートを得られるお神札ですが、それをしちゃ、逆効果でしょ!というタブーもあります。

まさか、ここに置く!?タブーを侵せば逆効果

幼いころ暮らしていた実家の厠(かわや、というにふさわしいトイレだった!)に入ると、梵字の札がはってありました。「おんくろだのううんじゃくそわか」と。クラ―い裸電球に浮かび上がるその文字は、相当な雰囲気を醸し出していました。(ちなみに今も”カミ便所”が夢に出たりします。笑)
露出した太い梁を支える煤だらけの柱に貼られた竈(かまど)の神様、井戸には水の神様、箱膳が仕舞われている水屋のなかに大黒様が祀られて、おばあさんが毎日パンパンしていました。

家を守る神様はたくさんいますが、当然ながら不得意な分野では力を発揮できません。竈に火が絶えることなく、煙が立ち上っているかどうかは、庶民が健やかな暮らしを営んでいることのあかしでした。竈の火がいつも絶えないように、あたたかい食事にありつけますようにと願っているところに水の神を祀ったら、火を消してしまいそうですし、井戸の水が枯れないようにとの祈りに火の神を祀れば、ますますカラカラにひからびそうです。 まあ、今の家で火の神、水の神、トイレの神様などのお神札を貼ってある家は少ないでしょうけれども、昔はご神符を家じゅうに貼り付けることで災いが家に及ばないようスキマなく結界を張っていたのです。
おかげさまで大過もなく、リフォームして現代的な暮らしをしながら今も5世代目が育ちざかりの実家はいまだに生きのびています。

このように場所の相性に気を点けるほかにも、お神札を置く場合に忌むべき基本的タブーを列記しましょう。

お神札に足を向けて寝る

大恩ある人に”足を向けて寝る”のは悪いこと。日本人にはそういう感覚、ありますね。もちろん、同じ部屋の神棚や仏壇に足を向けて眠ることも憚られるという感覚を持つ人は多いような気がします。
頭を乗せる枕を足で踏んで叱られたことはないですか?ベッド生活だと枕の上を歩くということはなかなかないでしょうが、畳(たたみ)の上で布団を敷いて眠る形式だと、どうしても枕を踏んでしまうということが起きがちです。旅館に泊まるときなどにもね。

どうして枕を踏んではいけないかというと「足は汚れている」からです。「お風呂に入ったばかりだから大丈夫」ということではないですね。お風呂から布団に入るまでは歩いてきたはずです。お風呂の後であればまさか、泥やホコリはついていないかもしれませんが、足の裏からは汗が出ていて、雑菌を常にもっています。
手のひらや足の裏は体温調整をしたり、人の内臓や骨格を正常にするための調整機能があります。不浄なエネルギーは足の裏や手のひらから追い出し、体を清浄することができます。 足の裏には、人に要らないものを汗と共にカラダから追い出す排泄機能があるということです。

そのことを体の感覚として昔の人は知っていたのでしょう。叔母から聞いたことですが、叔母の祖母、私にとっては曾祖母ですが武家育ちのとても厳しい人で、毎日素足でそこかしこの雑巾がけをしていたそうですが、いつもカカトをピカピカに磨いていて、孫の叔母にもそれを躾けていたそうです。カカトには、不浄なものが溜まりそれを排泄する場所であるということを知っていたのしょう。

だから、恩人や目上の人、尊敬する人に汚物を排泄する足裏を向けることはできないし、神様もご先祖さまに対してもおなじです。もちろん部屋が別であれば構いません。

お神札の下をくぐる、上を歩く

お神札の上に2階部屋がある場合は、神札の天井に「雲」「天」「空」と書いて貼りつけるという苦肉の知恵があります。神様の上に何かがあってはならないということです。こちらはよく知られていることですが、見落としがちなのは「神札の下をくぐってはいけない」方です。

下をくぐるといけないのはなぜでしょうか。
起きてくる現象からいうと、能力が発揮しきれないという状況が生まれます。イライラし、他者を責める攻撃的な雰囲気が強くなります。不安に襲われ心配性になり寿命も短くなりがちです。神様の上は「空」であり、宇宙です。お神札は宇宙につながるアンテナなのですが、下は何かというと「大地」であり地球なのですね。宇宙と地球の結び目が人の活動になりますから、大地とつながるラインを、人が通ることによって分断してはいけないんです。地に足がついていない状況が生まれて、その家に住む人は何かにつけ心のバランスを崩します。 宇宙と地球、天と地がむつみあうから日本は「和の国」なのです。だから、大地とのつながりを切ったらその能力は発揮できません。

中国の五行思想が、生まれた当時の天体「水星・金星・火星・木星・土星」から成っているように、中国の人々は天に重点を置いた考え方をします。ヨーロッパも同じです。ヨーロッパの大聖堂に行けば、みんなの視線は美しい天井画や見事なステンドグラスにくぎ付けとなります。天はあこがれの存在で、一神教の神のごとく自分が絶対に行くことができない場所です。でも、日本ではあらゆるものは神であり、悪行をなす大災害も「荒神」といって祀ります。常に天地陰陽があい和して、安定した情緒を持っているので、大災害に遭っても「暴動が起きない」「静かに黙々と暮らしに向き合っていく」という人柄をつくっているのです。

大地と切り離されることによって、不安になり、自信も誇りも無くしてしまうのです。そうすると本来の力を発揮することができません。「天と地を結ぶ」というしきたりやならわしを守って生きていたころには持っていた日本人のうるわしい礼儀の心や感謝の心が、しきたりから切り離されてしまった今後世代では失われるかもしれません。

「お神札は南向きか東向き」というセオリーはOK?

お神札の向きについてのタブーはあるのでしょうか?
神社本庁のHPにはお神札を置く場所について「清らかで明るく、静かで高いところに、南向き、あるいは東向きにおまつりするのがよいと言われ、座敷におまつりすることも多いようです。」と書いてあります。 なぜ、という理由は記されていませんが「清らかで明るい」方向を向くのがよいということのようです。

ところでお神札を頒布する神社の向きはどうなのでしょうかということですが、全国に8万社あるとする神社は、北を背にする南向きばかりではないんです。東を背にする西向きもあれば、南を背にする北向きの神社もあるんですね。 東北や南東を向いた神社もあります。これはどういうことなのでしょう。

神社というものはもともと、天皇が政(まつりごと)をおこなう宮ででした。ですから、政治的な配慮があったであろうことは当然考えられます。例えば常陸国一之宮の鹿島神宮は北向きに立てられていますが、それは東北で時の中央に抵抗する勢力がつよかったために、北の地域に対してにらみを利かせているという説があります。
出雲大社は西向きに建てられて、太陽を背負うかたちになります。太陽を背負っている者と太陽に歯向かっていく者とでは、勢いが違います。こういう考え方はとても現実的で政治的配慮が感じられますが、別な見方もあります。

北向きの神社は北極星のパワーを迎えれている、という見方です。その場合人々は太陽に拝礼します。天体や太陽という銀河系宇宙や太陽系のエネルギーを迎え入れているという考え方はピラミッドなどでも言われていることです。また、さいたま市にある武蔵国一之宮は三つあり、氷川神社と氷川女體神社、そして中山神社をまとめて氷川三社と呼ばれています。夏至を迎えると太陽は西北西の大宮氷川神社に沈むそうです。冬至には東南東の氷川女体神社から昇り、東南向きの拝殿に冬至の太陽がまっすぐ差し込むようになっています。二つの社を結ぶラインの真ん中に位置する中山神社は西を向いています。

こうしてみていくと、神社の向きについては何かに抵抗するというよりはむしろ、太陽のパワーを迎え入れるとか、近隣のパワースポットのエネルギーを神様が迎え入れる、という意味の方が本来は強かったと思われます。戦いの世になると、神仏のご加護を得て勝利し領土を得ようと利用するようなことが起きたのです。

こんなふうに神社の向きはいろいろだ、ということはお神札もイロイロでいいのでは?と思いますがいかがでしょうか。「お神札は天と地を結ぶところ」という基本を踏まえている限り、どちらむきでも大丈夫です。

ただ、最適な方角とすればそれは「北を背にした南向き」です。天照大御神をはじめとする天津神はどの神様をお祀りしたかというと古事記でいう造化三神の初めの神である天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)です。天御中主神は北極星の象徴と言われていますから北に礼拝するのが良いようです。

以上、お神札のおき場所のタブーということでお話をしてきました。
ところで、水場に「水の神」のように相性の良い神様をお祀りすることは大事ですっていうお話をしましたが、人と神社にも相性があるということをご存知でしょうか?昔の武士の家に商売人の神様をお祀りしたらちょっとズレてませんか?
たしかにそうですよね。けれども、八百万の神の中から、どうやって自分に合う神様を探し出しましょうか。

ちょっとピントがずれてません?神社には相性がある、という話

家の神棚にどの神様をお祀りすべきでしょうか。
家の神棚にお参りしたすべてのお神札をズラッと並べる・・・のも悪くないかもしれませんが、神社庁のおすすめは「真ん中に伊勢神宮」「向かって右に氏神様」「向かって左に好きな神社」ということです。

神棚の”真ん中に伊勢神宮”は外国人でもOK?

天皇の祖神であり国民の総氏神様といわれる天照大御神(あまてらすおおみかみ)の本宮は伊勢神宮になります。伊勢神宮をまんなかにお祀りすることは日本人や日本で暮らす人にとっては良いですが、外国人にとってはどうでしょうか?というところですが、それは、大丈夫です。天照大御神とは太陽を象徴する神ですから、太陽系に属する地球人であれば、中心に祀ってなんら問題はありません。というよりむしろ、太陽系の生物はすべて太陽の恩恵を受け取っていますからね。太陽系の中心として真ん中にお祀りするのにふさわしいです。

向かって右には地域の神社をおまつりする、けれど今、それがわからない!?

地域の神社は村や郷ごとにお祀りし、村祭りをおこなったり、氏子さんたちのためのお祓いなどご神事を行ってきました。ところが、明治維新や昭和20年の終戦を経て、神社もだいぶん様変わりしたようです。大家族から核家族に変化したことも一因です。 核家族が住むニュータウンやマンションか増え、自分がくらす宅地造成した地域を管轄する神社がどこかがわからなくなってきているのが現状です。神社一つでは神主さんの暮らしが立たないため兼務社が増えて、普段は無人という神社もすごく増えていますしね。

神社庁が言うように「右側には氏神神社のお神札をお祀りする」というのが、空論になりつつあります。そんなことがあっていいものでしょうか、どうなんでしょう!?家でも神様をお祀りしたい!というニーズの高まりがある中で「わかりません」ではすまないのでは?ということで、歩いて行ける範囲の氏神様が不明な場合は、もう一つ大きな地域の総鎮守様をお祀りするというのはいかがでしょうか。

国の一之宮、二之宮、三之宮とか、例えば江戸総鎮守とか武蔵国総鎮守、などと言われている地域の神社を氏神様としてお祀りします。愛知県でいえば名古屋市にお住まいの方は、お宮参りや七五三にお参りしやすい熱田神宮にはご縁が深いのではないでしょうか。熱田神宮は尾張三之宮ですが、地域の氏神様が判明しない場合は、熱田神宮をお祀りするのが妥当です。

そして「氏神神社がわからない」という方へのもう一つのご提案があります。
本来の意味での「氏神神社」をお祀りするという方法です。

氏神神社とは本来、自分の姓氏の祖神を祀る神社のことです。血縁でつながっているルーツの神様です。氏神様を知るためには、ご先祖様をたどって家の家系図をつくってみるといいです。まずは、父方、母方、2組の祖父母、4組の曽祖父母という風に家系をどんどん辿っていきます。お寺の過去帳を見せてもらったりして江戸時代ぐらいまではさかのぼれることがあります。すると、もともとはどの地域の出身かとか、家の元が判明することもあります。家系のもとをたどって祖神として祀っている神様を突き止めるのです。ルーツをたどることは楽しいことなので、チャレンジされるのもよろしいかと。

参考:日本の苗字7千傑

ただ、判明しなくてもがっかりする必要はありません。歴史上の家系の氏神様が判明しない場合は、すべての人類の祖神である「天御中主神」を御祭神とするお神札をお祀りすればいいのですから。ちなみに、私の両親とつれあいの両親の家をたどると面白いことが判明しました。私の父の祖神をたどれば最終的に”ツハヤムスビノカミ”へ、ツレの祖神をたどれば”カミムスビノカミ”へ、両方の母方をたどれば”タカミムスビノカミ”に行きつきました。皆、天御中主神が生んだ神です。

万国共通のカミ、天御中主神を祀る神社
妙見本宮 千葉神社
千葉神社にお祀りされる妙見様とは天の中央を定位とする北辰(北極星と北斗七星)の御神霊、天御中主神とされています。
御祭神/天御中主大神
御神徳/天の星・人の星・全ての星を司る星の王であることから、厄除開運・八方除の力があります
開門時間/6:00~18:00
問い合わせ先/043-224-2211
所在地/千葉県千葉市中央区院内1丁目16−1
四柱神社(よはしらじんじゃ)
産霊神の御はたらきを統一される天御中主神を中心に、高皇産霊神・神皇産霊神が「むすびの神」として実をむすぶ、苔がむすように生産し、果実し、調和させる力を示します。
御祭神/天御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神、天照大御神
御神徳/生産、結実、調和
問い合わせ先/0263-32-1936
所在地/長野県松本市大手3-3-20
■幣立神社(へいたてじんじゃ)
神武天皇の孫である健磐龍命が、阿蘇に下向した際この地で休憩した場所で、幣帛を立て天神地祇を祀ったのが創祀。
御祭神/神漏岐命、神漏美命、天御中主神、天照大神、阿蘇十二神
所在地/熊本県上益城郡山都町大野698
■日雲神社(ひくもじんじゃ)
御祭神/天御中主神
所在地/滋賀県甲賀市信楽町牧75

向かって左には好きな神社をというけれど、そんな適当でいいのですか?

向かって左には崇敬神社をお祀りします。崇敬神社はどこでもよくて「好きな神社さんをお祀りください」との説明を受けます。産業が今ほど発達していない時代は、家業を継いだり、手伝っていたことが多く、例えば、商売の家ならば創業者がお祀りしていた「ゑびすさん」や「お稲荷さん」を代々引き継いで崇敬神社としたことが多かったのでしょう。農家ならば「大黒様」や「お稲荷さん」、漁師さんさんなら「八台龍王」「住吉神」など海神さんという具合に崇敬神社をお祀りしていたのです。

現代では親の仕事を引き継ぐことはぐんと減ったわけですし、自分の職業にちなむ神様を崇敬神社としてお祀りするのがよろしいようです。ほかにも人生目標に合わせた神様の居る神社でもいいのではないでしょうか。参拝して気持ちがよく、居心地がいい神社さんのお神札をお祀りするのがいいですね。

職業分野に御神徳のある神様
■医療・介護・福祉関連/医者、薬剤師、看護師、保健師、歯科医、歯科衛生士、歯科技工士、作業療法士、言語聴覚士、鍼灸師、整体師など
〇大己貴神(おおなむちのかみ)
〇少彦名神(すくなひこなのかみ)
■法律関連/裁判官、検察、弁護士など
〇大物主神
■警察関連/警察、ガードマン
〇警神(増田敬太郎巡査)
〇大物主神
■国防・軍事関連/自衛官
〇軍神
〇大物主神
〇八重垣神
〇八幡神
〇宗像三女伸
■航海・船舶/航海士、漁業関連、船旅、造船、海の安全
〇住吉神
〇八大龍王
〇宗像三女伸
■交通安全/道路交通
〇猿田彦神
〇ふなと神
■航空・飛行/パイロット、航空自衛隊、空の旅、飛行関連
〇須佐之男命(すさのおのみこと)
〇饒速日命(にぎはやひのみこと)
〇天火明命(あめのほあかりのみこと)
■情報関連/新聞社、雑誌記者、出版社、マスコミ関係、ブログ・SNS、IT、WEB、ディトレーダー
〇火速日神(ひのはやひのかみ)
■オフィス関連/受付、秘書、人事、事務、官僚
〇事代主神(ことしろぬしのかみ)
〇天児屋命(あまのこやねのみこと)
■芸術・演者/俳優、ミュージカル、舞踊、映画関係者
〇天鈿女命(あめのうずめのみこと)
■和歌/和歌・俳句・言霊使い、国語の先生、日本語研究者
〇伊邪那岐神、伊邪那岐命(いさなぎのかみ、いさなみのかみのふたかみ)
〇稚日女尊(わかひるめのみこと)
■農業/食物、食品加工、食生活
〇宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
■家作り/建築業、設計事務所、不動産業
〇大国主命(おおくにぬしのみこと)
■クリーニング関連/清掃業者、家事代行、主婦
〇瀬織津姫神(せおりつひめのかみ)
〇速秋津比売神(はやあきつひめのかみ)
〇気吹戸主神(いぶきどぬしのかみ)
〇速佐須良比売神(はやさすらひめ)
■商売/営業・販売関連、バイヤー、マネージャーなど
〇豊受大神(とようけのおおかみ)
〇ゑびす神
■会社経営/決断力を発揮するべき時、道開き
〇経津主神(ふつぬしのかみ)
〇建御雷神(たけみかづちのかみ)
〇猿田彦神(さるたひこのかみ)
〇徳川家康公
■交渉術/外交官、ネゴシエーター
〇天香山神(あめのかぐやまのかみ)
〇白山姫神(しらやまひめのかみ)
■サービス業/ホテルマン、美容、エステ、マッサージ、接待業、CA
〇白山姫神(しらやまひめのかみ)
〇天鈿女命(あめのうずめのみこと)

お神札はどこでいただいたらいいですか?正しい神札の選び方

お神札は、神社の社務所で頒布されています。氏子さんの組織がしっかり生きている地域であれば、年末に氏子組織の役員さんや、組で氏子さんを回って氏神神社のお神札と神宮大麻を頒布しています。地域ごとにいただき方は異なるでしょうからご近所の方に聞くのが一番です。もし、氏神神社がわからないという場合は、神社のお祀りや毎月のお朔日、15日など神社に人が社務所に詰めているときにでも、あなたの住所が氏子に当たるか、当たっていれば氏神様のお神札はどのように手に入れるのかなど聞いてみてください。

ただ、崇敬神社や氏神様でも大きな地域をカバーする地域の総氏神様のようなケースだと一般的な頒布用お神札以外にも、先が三角になったのとか木札とか様々なお神札が置いてあります。どれを選んだらいいか、迷いますね。ここでは伊勢神宮のお神札を参考に説明します。

お神札のサイズも形もいろいろ!もっとも効果が高いのは?

伊勢神宮のお神札
■神宮大麻(じんぐうたいま)全国頒布大麻
毎年、伊勢神宮から日本全国の神社に頒布されている大麻で、全国どの神社でも授与していただけるもっとも一般的なお神札です。
サイズ/高さ245㎜×幅68㎜×厚さ1㎜
初穂料/800円
■神宮中大麻
御神徳は頒布用のものと異なりません。
サイズ/高さ250㎜×幅75㎜
■神宮大大麻
御神徳は頒布用のものと異なりません。
サイズ/高さ305㎜×幅105㎜
■剣祓大麻(けんはらいたいま)
大麻自体が「剣」のように先のとがった形をしています。御祈祷した際に授与いただけるものです。剣は「一刀両断」のごとく、身から穢れを取り除くためのツールです。お祓いに効果のあるお神札です。
サイズ/高さ275㎜×幅97㎜×厚さ5㎜
初穂料/500円
■角祓大麻(かくはらいたいま)
木製大麻。一般的な神棚に入ります。全国の神社や郵送は受け付けていないので、その場へ行った時でなければいただくことはできません。大麻には祓い清めの効果がありますが、表に「祓」の文字があることにより、より高い祓い効果が期待できます。
サイズ/高さ263㎜×幅82㎜×厚さ5㎜
初穂料/1,500円
■大角祓大麻(だいかくはらいたいま)
大きいサイズの木製大麻。団体が使用する広い場所や会社など、ある程度大きな空間でも存在感があります。
サイズ/高さ305㎜×幅105㎜×厚さ9㎜
初穂料/2,500円
■神楽大麻(かぐらたいま)
御祈祷を受ける際、お神楽をあげていただくときの特別な大麻です。現地で御祈祷を受けないといただけないので大変貴重なお神札です。「天岩戸開き」の際、お神楽をしたところ、天照大御神がお出ましになったというお話に基づき、御祈祷の際にお神楽をあげてただくことで祓い効果を強める効果が期待できます。
サイズ/高さ315㎜×幅85㎜×35㎜

以上、伊勢神宮のお神札をあげておきました。それによれば、剣の形をしたものや表に「祓」の文字がついているものに関しては「祓い効果」が強力だということです。また、昇殿参拝(正式参拝)でお神楽付きの御祈祷を受けた場合にいただけるお神札は、非売品となっており大変貴重だといえます。

神道でのご修行でもっとも重要視されていることは「祓い清め」です。鳥居をくぐることも祓い。手水舎で手と口を漱ぐことも祓い、砂利の参道をゆくことも、お鈴をならすことも、お賽銭を祓うことも、すべて「祓いに次ぐ祓い」です。ですからせっかく社務所に足を運んだなら、「祓」文字付のお神札をいただくと祓いの効果が高いかもしれません。

さて、お神札をいただくための基礎知識は以上になります。そこで、さっそく必要になるお神札を置く場所、神棚について「もっとも効果の高い神棚」をテーマに考えてみましょう。

お神札を活かせばこんなことが起きてくる

日本の神々の世界は非常に古く地球創世や人の誕生までさかのぼることがでできるわけですが、考古学的には1万年以上前の旧石器時代や縄文時代の遺跡が多く残されています。集落の建物には石を組んだ祭壇らしきものが発見されていますが、お神札自体は飛鳥時代から平安時代末期という比較的最近に始まったもので、神棚についても、家庭に仏舎を設けるお触れが685年にでて以降の発祥であり、家庭に神棚がさかんに設けるようになったのは江戸時代からだと言われています。

これはすごい発明だと思いませんか?だって、家の中に小さな神社をつくるのですから。
神社は祓い清めをして癒されるところであり、神様と触れ合ってパワーチャージするところです。そして家々をお守りいただています。家に”神棚”という小さな神社があることで家はパワースポットになるし、厄災は避けて通るし、シェルターにもなります。改めてお神札を100%活かしたときに期待できる効果を確認しましょう。

お神札を家にまつって神社のようなパワースポットにする

お神札を家にお持ち帰りすることで最もイメージされることは「家に神様がやってきた」ということではないでしょうか。神様が家に居れば相談事があればそれに答えてくれそうだし、家族の幸せのためにツキが回ってくるというか、受験に合格するとか縁談がまとまるとか、臨時でお金が入ってくるとか、昇進して給料がUPしたり、思わぬ注文が入ったりという具体的効果を期待してしまうのが人間です。実際にそういう御神徳にあやかれる人も多いので、神まつりが継続して行えるのでしょう。

ただ、やはり個人差があります。願っても思い通りの結果が得られないこともままあります。考えられる原因はというと、一つには「神棚に祭ってあるだけのお神札」です。祈ることによって神宿るわけなので、祈りの無いところに思いどおりも何もないです。二つ目には「祈りの内容(人・時・所)が適切でない」ということがあります。4歳児はよく「プリキュアになる!」と宣言しますが、それが実現することはないです。

神社のようなパワースポットにするためにとても大事なことは「いのり」の中身ということになります。逆に言えばいのりが適切であればバンバン叶います。しかもいつの間にかかなっています。いのりの中身を適切なものにする一つの方法が「毎日いのる」ということです。「いのり」が上手くなるために、はじめは数をこなすということが上達の道です。だからこそ、自宅にいのりの場所があることがとても大切です。

いのりとは白川伯王家では「意宣り」といいます。自分の意志を述べることです。毎日いのることで、神様と毎日つながり、いのりの達人となって願うことがいつのまにか叶っているという状態になります。そうなれば家は神社のようなパワースポットです。

お神札を大地の鍼(アースパンクチャー)にして快眠生活を

人の寿命はかつて人生50年といわれていました。その時代からくらべれば、今は倍近い寿命を得るまでになってきています。昔から人が憧れてやまない長生きを現代人は実現しているわけですが、課題は健康寿命を延ばすということです。

健康寿命を延ばすために、適度な運動をしたり適切な食事をとったり良質な睡眠をとったりして、自分自身の努力がとても大切だということがわかって、取り組む人が私の周囲でも多くなってきています。自分でできる努力と同時に、健康寿命を延ばすのに欠かせない要因としてあげられるのが「環境免疫学」的な考え方です。

自分一人の努力だけではどうしようもない「環境」からの健康リスクとどのように向き合うかということです。たとえば、花粉、PM2.5、光化学スモッグ、排気ガス、放射能など空気の汚染。また、活断層や地下水脈といった自然環境や、高圧電線や鉄道など公共施設からの電磁波などからのリスクに対して、どう対処したものでしょう。私たちは地球が身震いするような地震や火山の噴火、台風や竜巻、地軸の移動、地磁気の変化、地球温暖化による様々な自然災害には無力であり、何もできないものでしょうか。自分には何もできないからと知らないふりをしたとしても、影響はかならず受けます。

ここ100年ぐらい前からの研究により、明らかになってきたことがあります。大昔にも火山の噴火や地震などの自然災害に対して、手を打っていたのではないか、ということです。その一つが活断層の上に建つ神社です。日本で最も大きい断層である中央構造線上には全国の一之宮である大きな神社が並んでいます。「常陸国一之宮鹿島神宮」「信濃国一之宮諏訪大社」「三河国一之宮砥鹿神社」「伊勢神宮」「紀国一之宮丹生都比売神社」「紀国一之宮日前神宮・國懸神宮」「阿波国一之宮大麻比古神社」「阿蘇国一之宮阿蘇神社」「薩摩国一之宮新田神社」というふうに。

断層や地下水脈は、ジオパシックストレスといって大地にかかるストレスがその上に住む人に健康被害を及ぼすという調査結果が出ています。地下断層や地下水脈の乱れや集中、交差する場所に頭を乗せて眠ると、睡眠障害を起こしたり、免疫力の低下が起きて病気にかかったり、がんのリスクも高まるというのですが、このような現象と全国の一之宮神社と、どのような関係があるのでしょうか。

古代のお話です。日本のあちらこちらで反乱が起きたことがありました。6つの反乱軍の首謀者はみな”人の如くだが人でない”ばけものと表現されています。荒々しい心の現われを容姿の醜さに例えたのでしょうか。それとも”異形の奇形児”だったのでしょうか。最終的には反乱軍は鎮圧され、回心のみられなかった者たちの一部は高野山に埋められたのでした。ところが、高野山にバケモノが出没するとのうわさが広まったので、祓戸大神の1柱であるイブキドヌシがそこに社を建てたところ、バケモノは出なくなったという話が伝わっています。その社こそ紀国一之宮丹生都比売神社です。

地下断層や地下水脈などは、ハタレのこころを生み、バケモノの容姿と歪んだ精神を生むなどのリスクがあること。それを抑える手法が神社をつくって神と祀り上げることだったのです。活断層は時々大地を揺るがせたでしょうが、天災をも神あげすることによって災害を最小限に抑える知恵が日本には昔からあり、それを実行したのが全国の一之宮建設だったと考えられます。活断層の不穏な振動が事故や病気を誘発することがわかっていますが、大地を伝わって人にストレスを与えるのを無力化する、アースパンクチャーとしての役割が神社にはあったのです。

荒神様をお祀りすることは大地鍼の意味があったのです。わが家もアースパンクチャーとして大地を癒すことができたなら、素晴らしくないですか?
大地を健康に戻すために炭埋という手法が60年前に考案されましたが、炭には空間のマイナスイオンを増やすという効果があることがわかっています。丁寧に作られた墨をすって書かれたお神札は、伊達ではないということですね。ただ、お神札があることによって毎日祝詞をあげることによる、自分や家族、家、土地を浄化し癒す力がパワーアップします。

苦しい時の神頼み!こころを安定させるお神札

神様と触れ合いたいのはなにも苦しい時ばかりではないですが、毎日のお祀りはできないけれども、家に神様を召喚したいということもありますね。神様と同期するということは普段から祓いを行って身ぎれいにしていないと難しいのですが、全くできないということではありません。例えば「新月満月の願い事」みたいにその日には神様に向き合うという習慣を身に着けるといいです。

神棚が敬遠されるのは「毎日お祀りできなければ無い方がいい」とさえ言われるからです。まずは新月・満月にはお祀りするという習慣から始めるのもOKです。いのりや祝詞をあげることが場を清め、パワーを注ぐことになります。

いのりや祝詞をあげる余裕がないときは、かしわ手を打ちましょう。かしわ手を打つ意味は一つに「自祓い」であり「気付け」であり「神の呼び出し」です。かしわ手を打つのは、左右の手のひらを合体させる行為であり、合体したものを開くことにより、時間や空間という「宇宙」が生まれます。左右の手のひらの意味は「陰と陽」であり言霊学によれば「あいうえお」と「わゐうゑを」示しています。閉じると世界は一点に同期し、開くと50音図が展開し創造行動のスイッチになります。「さあ!はじめ!」といって拍手を打つことがありますよね。逆に「やめなさい!」という時は、騒がしい空気を追い出すようにパンパンパンと何度も拍手をして祓います。だから、お神札をいただいたなら、せめて毎日気付けのかしわ手を打ちましょう。

神社でいただいたお神札を無駄にしない方法

というわけでお神札の由来や、取り扱いのタブー、お神札の選び方、最大効果を狙う神棚のお話など輪郭はご理解いただけましたでしょうか?お神札を無駄にしないためのポイントをまとめておきます。

★飾っておくだけでは効力を発揮しないお神札。祈りが大事
★お祀りするときに侵してはならないタブーがある
★自分に合った神様をお祀りする
★神棚をつくる目的を明確にする

以上、いただいたお神札を活用して金運、仕事運、恋愛運をUPしましょう!

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