マイホームに絶対いらない!アフターコロナ 未来の家にいらないモノとは

アフターコロナにいらないモノ2

新型コロナの感染拡大で私たちの暮らしが変わりつつあります。アフターコロナの社会が私たちの暮らす家にどんな変化をもたらすのか。家を持つとしたらいらないものは何かを予測します!

【新しい生活様式】とは

新型コロナ感染拡大を受けて、ライフスタイルの変更を余儀なくされています。
厚生労働省による新し生活様式として次のような項目があげられています。
① 身体的距離の確保:人との間隔は2m(最低1m)、真正面を避けるなどソーシャルディスタンスを保つ
② マスクの着用:人との間隔が取れないときは症状がなくともマスクを着用する(夏場は熱中症に注意)
③ 手洗い:家に帰ったら手や顔を洗う、手洗いは30秒程度、水やせっけんを使って洗う

そして日常性生活での基本的生活手順を次のようにしています。

・こまめに手洗い・手指消毒
・咳エチケット
・こまめに換気(エアコンと併用で28度以下に)
・三密回避(密集・密接・密閉)
・毎朝検温 

そのようなライフスタイルで、家や暮らしはどんな風に変化するのでしょうか

【アフターコロナ社会はこうなる】
・オンラインでできる分野が広がる。デジタルコミュニケーション
・製造現場の合理化
・サスティナビリティ、地球環境保護意識の世界共有。脱プラスティック、脱炭素社会
・旧体制の破壊、淘汰、価値観の衝突
・1極集中ではなく分散。衣料や食料などの地産地消
・普遍的な価値、ミッションを国や企業、個人が見出す

そのような社会の中で、住宅そのもののカタチは変わるのでしょうか。

コロナ後の家づくりはこう変わる

■ 家を高気密につくり防災シェルター化する
■ 玄関に半外部的に使える土間をつくり、定期的に消毒する
■ 土間に洗面器をおいて帰宅後手洗いうがいを徹底する
■ 換気&空気清浄機能付きのエアコンを標準とする
■ 遮音構造のリモートワークスペースを設ける
■ 坑ウィルス・抗菌素材の内装仕上げとする

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では、今家をつくるならば、絶対いらないものはあるのでしょうか。

絶対いらない!アフターコロナの家づくりから消えるモノ

家も進化し続けていて、戦前の家にはあっても、今の家にはないものがあります。
農家であれば「広い土間」「井戸」井戸の近くに洗濯場、「土間の流し台」「土間にかまど」「家畜小屋」「別棟に便所」「冠婚葬祭に広く使い、普段は仕切って寝室にした田の字の和室」など。

今、家で冠婚葬祭を行う人は少ないですし、井戸のある家も少ないでしょう。かまどは炊飯器にとってかわったり、サラリーマンになって農作業もないため、土間は消えました。暮らしが変われば家も変わります。

物干し用のベランダ・バルコニー

青空の下で、洗濯物をたなびかせ日光消毒できるのは最高の喜びであり、日常のしあわせです。こんな普通の幸せが、光化学スモッグや花粉、黄砂、PM2.5、ウィルスの蔓延により空気が汚染されてしまうことで、できなくなってきています。

フルタイムの共働き家庭も増えていて、洗濯物はインナーバルコニーかサンルームか乾燥室にもなっているランドリールームで乾燥まで完結できる間取りが喜ばれています。布団は布団乾燥機を使います。

室外機置場として設置している場合もありますが、高断熱高気密住宅には各部屋のエアコンは必要ないケースも多くなりました。

ベランダには防水処理が必要であり、建物に比べ耐用年数が短いので、メンテナンスも大変ですし、イニシャルコストも上がるので、使わないベランダはつくらない方向性にあります。

ベランダをつくってもいいのは「景観を楽しむ」「青空リビング」「家庭菜園・緑化」などとして毎日使用する場合です。

間仕切り壁

家の寿命はこれまで言われていたような平均26年時代を経て今や100年使える家に変化しています。木でつくる高気密高断熱住宅は、壁内結露を起こしにくいため、家の構造部はほとんど痛まないのです。地震に対しても高耐震工法により強くなりました。躯体が強くなった分、家は長持ちしますが、そこの住む人は成長し、代替わりし、住み替えをしたりして変わります。その時、家族に合わせて部屋をリフォームしやすくしておくといいです。

壁をつくりつけてしまうと壊すのに手間がかかりますが、移動式家具などで間仕切りをつくれば簡単に部屋の区割りを変えることができます。

小さい頃は両親と同じ部屋で寝て、大きくなったら個室を与え、独立したら部屋を大きくして使う。子供が巣立った後、孫がその部屋に暮らすということもありえます。親子三代が住み続けられるよう、あらかじめ考えておきたいのが今の家です。

考えてみれば、戦前に建てられていた、大家族が住み三世代四世代が普通に同居する家は、障子やふすまで間仕切っていて合理的です。村の大勢が集まっても、家族が増えても、下宿させても対応できる家です。

高気密高断熱住宅は、部屋間の温度差をなくしてヒートショックなどの家庭内事故を減らす目的もあります。つまり、部屋の間仕切り壁は少ないほど効率が良いのです。構造壁以外の間仕切り壁は少なくする方向になります。

大きすぎる窓・天窓

高耐震・高気密高断熱の高性能住宅にとって、窓は弱点になります。
・構造的に弱くなる
・熱損失が多くなる

開放的な窓は、庭の緑やデッキと一体化して「もう一つの空間」を得るぐらい視野がひろがる心理的効果があります。古民家の多くは、庭の造形と一体化する縁側に全面開放するガラス窓をもっています。「庭と一体化したリビング」は憧れです。土に面し、緑と間近に触れて過ごすときは、時間の概念を失うほど素敵なものですが、それを得ることはとっても贅沢なこととなってしまいました。

家本体の大きな窓や天窓をあきらめる代わりに、緑化する場を設けるための「デッキ」「テラス」「ベランダ・バルコニー」「青空リビング」はアリです。

太陽光発電パネル

一般的な家庭では、自然エネルギーを創る太陽光発電が一般的で全国で6百万台ほどのソーラーパネルが家庭の屋根についていると言われています。無尽蔵の自然エネルギーである太陽の光を使って電気を生み出すシステムで素晴らしいシステムだと思えますが実は発電効率は悪く、太陽がパネルにと到達したときの光の2割程度しか電気に変換できていません。

太陽光発電だけが特別に低いということではなく、ほかの再生可能エネルギー発電(風力、水力、バイオマス、地熱など)も2割~6割程度の発電効率にとどまっています。なかでも一番普及している太陽光発電なので取り上げますが、もっと発電効率が高まる技術が未来には登場するでしょう。

【新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法施行令指定(2015年)】
・太陽光発電
・太陽熱利用(給湯、暖房、冷房その他の用途)
・風力発電
・雪氷熱利用
・バイオマス発電
・バイオマス熱利用
・バイオマス燃料製造(アルコール燃料、バイオディーゼル、バイオガスなど)
・塩分濃度差発電
・温度差エネルギー
・地熱発電(バイナリ方式のものに限る)
・未利用水力を利用する水力発電(1,000kW 以下のものに限る)

「電磁流体発電」は超伝導磁石などを用いてパイプに垂直な方向に磁界をかけ、パイプにプラズマなどの流体を流すと、パイプ内に張った電極を通して横方向に電流が流れるというシステムで、高いエネルギー効率が期待されました。1978年~1993年のムーンライト計画などで多額の研究予算が組まれましたが、頓挫したといいます。

あまりに発電効率が高すぎたり、安価でできるシステムが登場することを阻止したい「闇」もあるのでしょう。
既存利権を手放すことをミスミス許すようなことは、よほどのことが起きない限り起きにくい社会構造になっているようです。

エネルギーを創出することは今後必要です。が、個人的には太陽光発電のこんなところが嫌いです。
・電磁波が広い面で発生する問題
・屋根の見栄えがわるく、景観の美しさに欠ける
・エネルギーを生むためのコストが高すぎる
・発電効率が10%~20%では低すぎる

ただ、今現在投資に見合う発電システムが存在していないので暫定的には使用もやむを得ないのかもしれません。

子ども部屋

なぜ、子ども部屋が生まれたのでしょう。子どもの部屋はあるのに、夫部屋、妻部屋がないのはなぜなのでしょう?そのような疑問を常に持っていました。

自分が子ども部屋でしていたことは「オーディオをそろえて好きな音楽を聴く」「日記を書く」「本を読む」「2時間かけて髪形を整える」「アコギを弾く」など、だれに見とがめられることなく、思う存分個人的時間を過ごすことでした。

でも時々隣の兄弟との間にあるドアは開け放されて一緒にギター伴奏でハモったりということもありました。そして、部屋は2階から1階へ、そしてまた2階の別の部屋へとどんどん移動していきました。それが居心地よさを創っていた記憶が蘇ります。

中学生までの子どもは多くが自室ではなくリビングで学習を行っているというアンケートがあります。「東大合格者の多くはリビング学習している」ともいわれています。なぜリビングが学習に適しているかというと、勉強をする際に必要な集中力保つために必要な「リラックスできる空間」かつ「適度な緊張感があり」「安心感がある」のがリビングだから、という理由です。

子ども部屋は「学習室」ではなく、「寝る」「着替える」「くつろぎ」の部屋ということになりますが、それは
プライベートスペースでなければできないかというとどうでしょうか。

子どもの頃個室をもっていた筆者が、今は完全な個室を持ってはいません。常にだれかと部屋をシェアしている状況ですが、全く問題ありません。その時に必要な環境の場所に移動すればことたりてしまいます。

個室の弊害はほとんどないというアンケートもありますが、小曾も部屋を設ける場合でもカギをつける必要はないでしょう。会話が減る、秘密が増える、アンタッチャブルになると問題もでてくるでしょう。

個人的には「学習室」「寝室」「図書室」など目的別に部屋を構築するほうが良いと考えます。むりに一室に押し込めるのは良くないでしょうが、子どもが王様扱いされるのは家族のゆがみ始めだと思っています。

遮音室・トイレ・お風呂・脱衣室以外の扉

完全個室にすべき部屋以外の扉はいらないです。手で、いろいろな部分をタッチするリスクを減らす意味でも、家事効率を上げる意味でも扉は邪魔です。トイレは手で触る部分がかなり減ってきました。自動点灯し、自動開閉し、自動洗浄もします。ただ、扉は手で開けなければなりません。トイレには自動ドアが欲しいところです。

個室化しない部屋はすべて扉をつけないようにすれば、建築費のイニシャルコストを落とすことができます。

マイホームに絶対いらないもの

アフターコロナの家づくりで将来的には消えていくもの、いらないモノをピックアップしてきました。

・ベランダ
・間仕切り壁
・大きな窓、天窓
・太陽光発電
・こども部屋
・遮音室・トイレ・お風呂・脱衣室以外の扉

まったく全否定というよりは条件付きで使うのがよく、必要かどうかをよく考えて使うのがよろしいかと思います。

Photo by Melissa Walker Horn on Unsplash

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